大人のインスタ映え会席料理「司季彩庵くろ川」(静岡県/御殿場市)

御殿場の住宅地にひっそりと佇む完全予約制会席料理のお店「司季彩庵くろ川」で感動体験!
日本酒を飲みながらおいしい和食を食べたい!ということで、今回は「司季彩庵くろ川」へ行ってきました。
久々の感動体験で、大満足の夜になりましたよ~!
「司季彩庵くろ川」は、駅から歩いていくにはちょっと遠めの住宅街にある、お昼夜各2~3組しか入れないような完全予約制の小さなお店。
道沿いに看板は出ていますが、敷地に入ると他の民家もあったりして、夜はちょっと不安になるくらいのひっそり感です。
素敵なお庭を通ってお店に入ると、靴を脱ぎ、個室に通していただきます。
畳の純和室ですがテーブルと椅子だったので足がしびれる心配のない、嬉しいお部屋でした。
お料理はお昼は3800円から、夜は5500円からのコースで、予約時にオーダーします。
今回は夜に伺ったのですが、お刺身のランクが上がるということで6500円のコースにしてもらいました。(メインにお肉料理が食べたい場合は7500円になるそうです。)
見た目良し、味良し、おもてなし良しで文句なし!
先付けは柿を練り込んだ、ほんのりピンク色のごま豆腐。
かわいい~!紅葉の器に盛られたごま豆腐は、野菜やワサビで柿そっくり。
ごまの風味は控えめになっていて、柿の風味が生きています。
いきなり心を掴まれちゃいました!
日本酒の前にと「とりあえずビール」を飲んでいたのですが、これは早く日本酒を頼まねば!!と、慌ててオーダー。
日本酒は御殿場や沼津など地元のお酒と他県のお酒が6種類くらいありました。
お酒も風情たっぷりの演出です。グラスの底には突起がついていて、突起の少し下までお酒を注ぎ、グラスを揺らせば香りが広がるようになっています。
別の日本酒をオーダーする度に違う種類のグラスやお猪口を用意してくださり、どれも素敵で、楽しいおもてなしでした。
大好きなお刺身は、中トロ、スズキ、ホタテの炙りでした。
ランクを上げていただいた甲斐あって、どれも質が良く、一切れごとにお口の中が幸せでいっぱいに。お酒が進んで困ります~。
お次は白身魚のしんじょう。
お箸で持ち上げるのに緊張するくらいのフワフワ感でした。
一見普通な炊き合わせも、一品ずつ繊細な違いがあって、全然普通じゃない!
素材を活かすとはまさにこのこと・・・!食感も絶妙です。
本当にどれも美味しくて、すでに心は満たされていたのですが、登場したメインの鮭の西京焼きと八寸の盛り合わせで絶頂に。
季節感あふれる素材と盛り付けに、思わず歓声をあげてしまいました。
メインの西京焼きはしっとり柔らかく、麹の香りがとっても上品。日本人で良かった~。
八寸の一品一品も全て手が込んでいるし、素材へのこだわりが伺い知れる、なんとも贅沢な一皿でした。
一品ずつ、熱く解説したいところなのですが、長くなりすぎるので泣く泣く割愛させていただきます・・・。
でも、感動はまだ終わりじゃありませんよ~。
揚げ物もすごかった!
御殿場コシヒカリの新米を揚げたものは飾りではありません。
お米の味がしっかり味わえるパフパフのおかきになっていて、いくらでも食べられそうでした。もっと欲しかった・・・。
一番奥に見えるのは豆乳クリーム天ぷらです。
この天ぷらの衣にも御殿場コシヒカリの新米が混ぜ込まれていて、サクもちっとした衣に米の粒感が絶妙なアクセントになっていました。
噛めば噛むほど米の甘みが感じられて、日本人で良かった~(再び)。
そして、締めは新蕎麦の雑炊。
新蕎麦の香りとプリモチの食感、なめこが生み出す風味ととろみ、香りが強い三つ葉は分量控えめで絶妙な匙加減、うますぎるお出汁・・・
全てが調和して最高の一品になっていました。
日本酒が進みすぎて酔いが回った体に優しく沁みる~。昇天です!
ダメ押しのデザートはさつまいものムース。
和風のさつまいもムースにりんご、キウイ、冬瓜を甘く煮たもの、メレンゲの焼菓子が乗っています。
冬瓜を甘く煮ると果物みたいになるのですね。
メレンゲの焼菓子も自家製で、デザートからも心意気が伝わってくるようでした。
ケーキ屋さんで売って欲しいくらいに美味しかったです。
店名に偽りなし。再訪確定のお気に入り店に仲間入り。
「司季彩」と冠された店名に偽りはなく、盛り付けも素材も季節の彩りが素晴らしくて、四季ごとに伺いたくなりました。
女将さんや給仕してくださったお姉さんも愛想良く、お料理の説明も丁寧で、とても居心地の良いお店でしたよ。
個人的には、かなり気に入りました。再訪確定です!
(2017年11月訪店)
住所:静岡県御殿場市二の岡1-1
電話:0550-82-5747
営業時間:昼11:30~15:00/夜17:30~21:30 ※完全予約制
定休日:水曜日