山梨の農家直営・桃専門カフェ「ラ・ぺスカ」で桃尽くししてきた。(山梨県/山梨市)
桃の季節がやってきた!農家直営の桃専門カフェ「ラ・ぺスカ」は混雑を覚悟して挑むべし。
フルーツ王国・山梨に、桃の季節がやってた!・・・ということで、何年か前から行ってみたいと思っていた桃専門カフェ「ラ・ぺスカ」へ念願叶って行ってきました。
「ラ・ぺスカ」は、桃や葡萄を生産している農業生産法人直営の桃メニュー専門カフェで、毎年期間限定でオープンしているという、桃好き心をくすぐりまくるお店なのです。
朝ごはんをかなり少な目にして、お昼ごはんがわりに桃を食べまくろう!と意気込み、いざ「ラ・ぺスカ」へ。
JR山梨市駅からタクシーで10分ほど、となっていますが、ほとんどの方がマイカーで来ていた印象。
のどかな風景の中に突如おシャレな建物が。
本日は日曜日。開店は10時で、11時ごろに着いたのですが、すでに人であふれていました。
案内のおじさんによると、『今だいたい3時間待ちです。ウェイティングリストに名前を残して、どこかで時間を潰していただくのが一番いいと思います。』とのこと。
3時間か・・・1時間は待つかなと思ったけど甘かった・・・でも、このためだけに来たのに、あきらめて帰るなんて無理!と、リストに名前を書いて2時間後に戻ってきました。
(急遽どこへ行ったかはこちらの記事でご紹介しています。よろしければご覧ください。)
そこから待つこと約1時間。この日の気温、35度。暑い・・・暑いです。待ってるだけで熱中症になりそうでしたが、冷たいお水を用意してくれていたので、なんとか耐えることができました。
暑さに堪え切れず、カフェの脇にあるジェラートショップでジェラートを購入する人続出。
あまりの混み具合に、ジェラートだけで諦める人も続出。
やっとの思いで入店できた時には、テーマパークの人気アトラクションで、『やっと乗れる~!』って時と似た、何とも言えないやり遂げた感。
店内は爽やかでナチュラルな内装。
お水はセルフサービス、テーブルに置いてあるオーダーシートに記入してレジへ行き、前払いするシステムです。
がっつり桃を味わうメニューが満載。どれをとっても桃が主役!
お店の看板メニューとも言える人気メニューがこちらのパフェ「ピーチジュエル」1100円。
桃を1個分以上使用した、贅沢な桃パフェです。
上から、どや!っと乗っている桃の内側には桃のジェラートと角切りの桃が。
その下はホイップクリームとカリカリのシュトロイゼル(粒状クッキーみたいなお菓子)、桃のジュレ、桃のコンポート。
まず、皮ごといただく桃が甘い!そして柔らか~い!!
底に入っているコンポートとそんなに違いがないのでは?と思うほどの甘さと柔らかさです。
ジェラートはまるでクリームのような滑らかさで、余分な物を一切感じない自然な桃の甘み。
全体的にはシンプルな仕上がりの印象で、ただただ桃をおいしく食べるためのパフェ、という感じでした。
もう一つ桃スイーツを、ということで「ピーチミルフィーユ」980円。
サックサクのパイからはみ出るほどたっぷり挟まれているのはカスタードクリームとチーズクリーム。
桃の実はパイの上だけでなく中にも入っていて、さらに桃のソースをかけていただきます。
さきほどのパフェより少し、食材のコラボ感がある一品です。
カスタードクリームは濃厚ながら甘さ控えめで、桃の甘みを邪魔しません。
チーズクリームのチーズ感は強くなく風味程度で、カスタードクリームだけではしつこくなりそうなところに、さっぱり感を補ってくれます。
パイは最初から最後までサックサクで、桃やクリームの柔らかさが引き立ちます。
上からかける桃ソースは、桃そのものの素朴な味で、優しく桃の実を助けている感じ。
やはり桃が主役の一品なのです!
ドリンクも桃。だけど飽きない!不思議な桃の魅力を満喫。
桃じゃないドリンクもありますが、せっかくなのでドリンクも桃メニューを選択。
まずはピーチティー。
ごろっとした桃ががっつり入っていて、底にはコンポートも沈んでいます。
桃の香りが紅茶に移って、幸せな一杯。逆に、紅茶の香りがついた桃を食べるのも幸せ。
これだけをオーダーしても、喉とお腹が満たされそうなボリューム感です。
もうひとつ、ピーチミントソーダ。
甘酸っぱい桃の香りにしっかりミント。
爽やかさこの上ないドリンクで、暑さにやられていた身体には最高の癒しでした。おススメ!
桃狩りに行くより効率的!?桃の魅力を食べ尽くそう!
とんでもなく混雑している「ラ・ぺスカ」でしたが、桃狩りに行ってシンプルに桃をいくつも食べるより、いろんなかたちで桃が楽しめるので効率的なのでは!?と思ってしまいました。
もちろん、いろんな品種を味わえる桃狩りなど、桃狩りならではの楽しみもありますが。
メニューは、年によって、時期によって変わることがあるようなので、毎年行っても新しい魅力がありそうです。
あまりに混雑すると、閉店時間前に終わってしまうこともあるようなので、やはり朝イチの訪店がおすすめだと思います。
あと、長時間待つことになった場合の時間つぶし先も、事前に考えておくと良さそうですね。
混雑ぶりから、『ついでにちょっと寄ってみる』ことはできなさそうなカフェですが、ここだけを目的に行ってもイベント感があってアリなお店だと思います。
また来年も行きたいな~。
(2018年7月訪店)