「パンのトラ」NEOPASA岡崎店限定【三州三河みりん食パン】はどんな味?(愛知県/岡崎市)

新東名高速道路のサービスエリアNEOPASA岡崎内に、ギネス達成の経歴を持つ「スペイン窯 パンのトラ」の店舗限定高級食パンが!
出かけ先の旦那から、『今、岡崎のSAです。三河みりん食パン、1本、1800円也!・・・気になるね。』との連絡が。
三河みりん食パン!? 一本1800円!?
確かに気になる・・・と、ネットで検索してみると、「スペイン窯 パンのトラ」というお店の商品だということがわかりました。
なんでも、【パンのトラ】という、店名と同じ名前の食パンで「24時間で最も販売した焼きたての食パン」というギネス記録を達成したことがあるという、愛知県内で数店舗を展開する「行列のできるパン屋さん」である模様。
旦那も悩んだ様子ですが、『人気のパン屋さんみたいだよ』と伝えると、お土産に買ってきてくれました!
後から知ったのですが、この三州三河みりん食パンは、このNEOPASA岡崎店限定の商品だそうで、食パンに必要な糖分をすべて「三州三河みりん」に置き換えたことで、奥行きのある甘みを生み出したということです。
リーフレットによると、「三州三河みりん」とは、三河地方に古くから伝わる伝統製法によって作られる、「もち米のリキュール」のような逸品。
三州三河みりん食パンは、そんな「三州三河みりん」を造り続けている明治43年創業の「株式会社角屋文治郎商店」との共同開発商品だそうです。
ずっしりとした重量感と、独特の甘い香り。食べる前から個性爆発!
持ち帰ってくれたパンを袋から出すと、かすかにみりんを感じる甘~い香りがしました。
サイズは小さめタイプのサイズですが、重みがすごい!ずっしりです。
みりんの効果なのかはわかりませんが、焼き色濃い目でおいしそう~。
まだ食べる前ですが、すでにかなりのオリジナリティを感じます。
さぁ、切ってみましょう!
見た目では、きめ細かいというよりは、空気たっぷりでふわっと感を重視したかのような生地。
内側の生地のさわり心地は超しっとり!!です。
耳の様子から、トーストした方が美味しそうとは思いますが、まずは生で食べてみました。
手で割くと、もっちり度が半端ない!
一口食べてびっくり、見た目通りしっとりふんわり柔らかですが、まるで米粉パンのようなもちもち感で、弾力がすごい。
確かに、これできめ細かな生地だったら餅みたいになっちゃうかも。ってくらいの弾力です。
そして噛めば噛むほど甘みが・・・まさに「奥行のある甘み」。これがみりんパワーか!
甘み、香りは深みがあってしっかりしているのに、後味はさっぱりの「和」な食パンです。
ただ、もっちり生地だからこそだと思うのですが、生のままだと耳の部分(特に上部のふくらんだ部分)が噛み切りにくくて、やはりトーストしたほうがおいしそう。
・・・ということでトーストしてみると、甘味も香りももちもち感も、全てがレベルアップ!
耳の部分もサックサクになって食感が良く、とても食べやすくなりました。
生地自体にみりんの深い甘みがあるので、ジャムは必要なし。むしろ無い方が、このパンの風味を堪能できると思います。
何もつけず、そのまま、ゆっくりじっくり噛んで食べるのが最高!
バターやマーガリンだけつけても、「和」なさっぱり感に「洋」なこってり感が足されて美味でした。
こだわりが詰まった一本は話題性十分。お土産にいいかも!
「三州三河みりん食パン」という名前にまず『ん!?』となる、話題性十分なこの食パン。
個性だけじゃなく、こだわり伝統製法の「三州三河みりん」と、ギネス記録達成の食パンのコラボレーションというキャッチフレーズに負けない、本気を感じる仕上がり。
お高いのも納得ですが、やはり平均的な一般家庭での普段使いにはきびしいお値段・・・。
いろいろ考えると、次に購入するのはパン好きなご家庭へのお土産にする時かな~と思います。(そして自分も食べさせてもらうのだ!)
サービスエリア限定商品というのも、そういう意図があってのことかもしれませんね。
是非、「パンのトラ」さんの【パンのトラ】も食べてみたいです!
(2011年11月購入)