B-1グランプリ殿堂入りの富士宮焼きそばを名店「うるおいてい」でいただく。(静岡県/富士宮市)
B級ご当地グルメの先駆け「富士宮やきそば」。発祥の店と言われる名店の味を楽しもう!
富士市に行くことがあったので、ランチはお隣の富士宮市で富士宮やきそばを食べることに。
富士宮やきそばは、B級ご当地グルメの祭典B-1グランプリで殿堂入りを果たしている、代表的ご当地B級グルメと言える存在。
「富士宮やきそば学会」のHPによると、富士宮やきそばには12の特徴があって、肉かすが入っていること、いわしの削り粉がふりかけられていること、市内にある4つの製麺業者の富士宮やきそば蒸し麺を使っていることなどが挙げられています。
せっかくなら名店に行ってみたい!ということで、今回は富士宮市内を流れる潤井川沿いにある人気店「うるおいてい」さんへ行ってきました。
「うるおいてい」さんは、富士宮やきそば発祥の店と言われている、由緒正しき富士宮やきそばのお店です。
日曜の12時頃に到着すると、並んでいたのは1組だけでした。
タイミング次第なのでしょうが、入店するまで15分ほど待ったと思います。
店内は板張りのお座敷で、それぞれのテーブルに鉄板がついています。
オーダーしてから目の前の鉄板で焼いてくださるため、どうしても回転率が悪くなってしまうようで、それほど混雑していなくてもある程度待つことを覚悟しておいた方が良さそうです。
看板メニューはもちろん富士宮やきそばの「うるおい焼きそば」ですが、お好み焼きや豚キムチなどの鉄板料理も楽しめます。
『そんなにボリュームはないので、二名様だと焼きそば2人前とお好み焼き1枚くらいがちょうどいいと思います。』というスタッフさんの助言を素直に受け入れ、「うるおい焼そば」を2人前といわゆるミックス焼きのような「うるおい天お好み焼き」を1枚オーダー。
それぞれ1人前890円です。
焼くのに時間がかかるため、追加オーダーは受けられないそうですのでご注意を!
まずはお好み焼きから焼きはじめます。
たしかにボリューム控えめですね。
お好み焼きがある程度出来上がったところで、焼きそば作り開始!
ラードを熱して、お店のマスターが説明しながら手早く炒めてくれます。
8種類のソースをブレンドしているというオリジナルソースを3回に分けてこれでもか!とたっぷりかけて、そばをかき分けて真ん中に卵を割り入れ、程よい半熟になるよう、麺をかぶせます。
イワシの削り粉、青のりもた~っぷりふりかけ、紅ショウガを乗せたら完成です。
焼きそばを先に食べてね、とマスターに言われたので、早速焼きそばからいただきます。
富士宮やきそばの特徴でもある、焼きそばとしてはコシが強めのもっちり麺。
イワシの削り粉はかつお節よりあくが薄く、風味はしっかり。甘辛ソースによく合います。
甘辛ソースがしっかり麺に沁みていて、いい感じの半熟卵がまろやかに絡みます。
あんなにたくさんソースをかけていたのに、意外なほどさっぱりとして食べやすいのが、オリジナルソースの力です。
たまに効いてくる肉かすの存在感もたまりません。
『味が変わるので途中で混ぜてみてね』と言われた自家製の辛みそをつけてみると、ほどよい辛みとニンニクや味噌のコクが加わって、うんまーい!
一口普通に食べたら後は全部この味噌を混ぜたかった!と思うほど美味しい変化でした。
平日30食、土日80食限定。早めに行って確実にいただこう!
大阪出身ということもあってか、お好み焼きにはちょっとうるさい私みずほ。
うるおいていさんのお好み焼きは、正直に言うと普通のおいしさでした(汗)。
でも、富士宮やきそばを食べに来たわけですから、お好み焼きはおまけなので普通でいいのです。
焼きそばは、地元の貴重な麺を使っているということで、平日30食、土日80食限定だそうです。
確実にいただくには、早めに行くのが安心ですよ!
(2018年3月訪店)
住所:静岡県富士宮市淀師415-2
電話:0544-24-7155
営業時間:平日 11:30~14:00、16:30~20:00 土日祝 11:00~19:00
定休日:毎週月曜・第3火曜