三菱一号館美術館のロートレック展(略)に行ってきた。(東京都/丸の内)
三菱一号館美術館は丸の内の歴史を体現するレトロシックな美術館。
19世紀末のパリで、版画を芸術の域まで高め、生活の中に芸術を浸透させた前衛芸術家たち。
彼らの作品約140点を観ることができる、三菱一号館美術館の「パリ♥グラフィック ロートレックとアートになった版画・ポスター展」へ行ってきましたので、ご報告しますね!
三菱一号館美術館は、東京駅丸の内南口から徒歩5分、丸の内ブリックスクエアにあります。
丸の内ブリックスクエアは、桐谷美玲さん主演の某ドラマで主人公の職場としてロケ地に選ばれた、丸の内を代表するとってもお洒落な空間。
今の時期、中庭にはクリスマス装飾がなされています。
三菱一号館美術館は、1894年に竣工した丸の内初のオフィスビルを忠実に再現した建物で、赤レンガの瀟洒な外観が丸の内ブリックスクエアの洗練された空間で主役になっています。
内装も当時のレトロな様子で、大きすぎない施設規模とこの雰囲気が私好み。足を運ぶことが多い施設です。
そんなお気に入りスポットで、大好きな19世紀末のパリで栄えたグラフィック・アート展があるとなれば、行かずにいられない!と、とある平日の10時半ごろに伺いました。
19世紀末のパリにタイムスリップ!?「パリ♥グラフィック ロートレックとアートになった版画・ポスター展」
19世紀末パリのグラフィック・アートと言えば、特にアート好きではない人でも一度は目にしたことがあるであろうポスターなどがたくさんありますが、知名度が高いロートレックの作品がこの展覧会のメインビジュアルに選ばれています。
展覧会名にも名前が使われていますし、展示内容もロートレック作品が核となっていました。
ロートレック作品、私も大好きですが、この展覧会の魅力は、その他の芸術家たちの作品も充実していること!
多くの作風に触れることで、より当時のパリの空気感を感じることができます。
きっと、今回の展覧会では、ロートレックを入口に、当時の作品に新たな魅力を発見した方も多いと思います。
私個人としては、多色刷りリトグラフも魅力的でしたが、ヴァロットンやラブルールの、木版のはっきりとした輪郭で日常を描いた作品も好きです!
色々なメディアで目にしやすい作品たちも、実際のサイズで観られることで臨場感がありますし、当時の街並みを映した写真パネルに展示されているポスターコーナーなどでは、当時のパリにタイムスリップしたような気分になり、なんとも幸せな気持ちになりました。
アートは好きですが詳しいわけではないので専門的なウンチクは語れませんが、きっと当時のパリの一般市民も、技法などの詳しいことはわからなくても、斬新な表現方法には目を奪われたことと思います。
一部撮影可能なエリアがあったので撮りまくってしまいましたが、ここでご紹介するのは一枚だけにしておきます。
ロートレックの代表的な作品のひとつですね。今見てもかっこいい!
今流行りのインスタフレームも用意されていましたよ。
会期は2018年1月8日(月・祝)まで! 気軽に行けるおススメ展覧会でした。
休憩なしで約2時間、じっくり観させていただきました。
平日の午前、会期半ばということもあり、比較的ゆったりと観て回ることができました。
個人的にはとても楽しめた展覧会でした。
1人でマイペースに楽しむのも良し。丸の内のイルミネーションを見て、アートを楽しんで、周辺にはおいしいお店もたくさんありますし、デートなんかにもぴったりだと思いますよ!